力 [じいじ]
病院からの連絡。
輸血が終わり、再度検査をしたところ、赤血球量が13%から25%に回復。
ペコが力になっている。
自分は鎮守神としている神様にお願いすることぐらいしかできないが。
ただし、昨夜の赤血球量の激減を考えると、まだまだ予断を許さない状況。
無事乗り越えれば、明朝より免疫抑制剤を使用する方針。
副作用の無い免疫抑制剤などないが、現状では使用しないという選択肢は無い。
最初の山場となる今夜。
負けるんじゃないぞ、ゴロ助。
俺達がついている。
輸血が終わり、再度検査をしたところ、赤血球量が13%から25%に回復。
ペコが力になっている。
自分は鎮守神としている神様にお願いすることぐらいしかできないが。
ただし、昨夜の赤血球量の激減を考えると、まだまだ予断を許さない状況。
無事乗り越えれば、明朝より免疫抑制剤を使用する方針。
副作用の無い免疫抑制剤などないが、現状では使用しないという選択肢は無い。
最初の山場となる今夜。
負けるんじゃないぞ、ゴロ助。
俺達がついている。
概況 [じいじ]
ゴロ助の病名は「免疫介在性溶血性貧血」。
体が赤血球を敵と誤認し、破壊する病気。
昨日の検査で30%強あった赤血球量が、今日は13%。
一晩で半減し、危険水位の20%を切ってしまっている状況にある。
単純計算では、これまでのペースで破壊し続ければ今夜には0%。
酸素を運ぶ術がないので、もちろん命が途絶える。
破壊するターゲットを増やすことでゴロ助の赤血球を守る治療がまずはなされ、時間稼ぎ。
その治療の一つがペコからの輸血。
さらに、札幌の病院から、攻撃を抑える薬が輸送中であり、その後治療を実施予定。
あとは先生に任せるしかない。
ゴロ助を小さな頃から診てくれている信頼できる彼に委ねるしかない。
私にできることは祈ること。
強く強く祈ること。
大丈夫、きっとペコの気持ちがいっぱい詰まった血が、ゴロ助を守ってくれる。
体が赤血球を敵と誤認し、破壊する病気。
昨日の検査で30%強あった赤血球量が、今日は13%。
一晩で半減し、危険水位の20%を切ってしまっている状況にある。
単純計算では、これまでのペースで破壊し続ければ今夜には0%。
酸素を運ぶ術がないので、もちろん命が途絶える。
破壊するターゲットを増やすことでゴロ助の赤血球を守る治療がまずはなされ、時間稼ぎ。
その治療の一つがペコからの輸血。
さらに、札幌の病院から、攻撃を抑える薬が輸送中であり、その後治療を実施予定。
あとは先生に任せるしかない。
ゴロ助を小さな頃から診てくれている信頼できる彼に委ねるしかない。
私にできることは祈ること。
強く強く祈ること。
大丈夫、きっとペコの気持ちがいっぱい詰まった血が、ゴロ助を守ってくれる。