じしん

ども、ごろすけでしゅ。

きょうのおひるごろ、じしんがありまちた。
さっぽろは、しんど４だったんでしゅが、やっぱち、じしんはいやだね。

おひるやすみだったじいじは、こうはいとおしゃべりしてたそうでしゅが、いきなりみんなのすまほがなりだちて、ざわっとしたそうでしゅ。
そのすうびょうご、たてゆれがおき、そのごよこゆれがゆーらゆーらと。

おうちにいたひめは、じしんにびっくりしたようで。
そりゃ、こわいよね。

まあ、なにかあったときのために、ひなんばしょとか、れんらくほうほうとか、じぜんにはなしをしておいたほうがいいよね。
それに、まふゆだと、それなりのたいさくがひつようだし、ひなんするときには、ぼくちんたちのこともわすれないでほちいし。

いずれにせよ、

なにもなくてよかったでしゅ。

はなしはかわりましゅが、とてもこころがいたむにゅーすがあったのね。
じいじのふるさと“川越”のとなりまち“狭山”で、３さいのおんなのこが、ぎゃくたいされ、なくなられたじけんがあったのはごぞんじかもしれましぇんが、てれびのにゅーすで、いきていたころのしゃしんとか、えいぞうがながされたんでしゅが…そのひとつに、３さいのちいさなおんなのこが、さらにからだをちいさくしながら、おびえたようすで“正座”してるのがあったのね。
じいじは、それをみて“絶句”…。

３さいのこだもん。
やさしくされたいよね。
ほめられたいよね。
あまえたいよね。

でも、いたいこと、かなしいこと、つらいことされちゃうんだよね。
それでもなお、がまんして、おびえながら、いうことをきいてたんだよね。
こわいこともあるけど、いうことをきいていれば…というきもちもあったはずだよね。
それなのに、それなのに…。
なんで、あんなちいさなこが、そんなおもいをしなきゃいけねーんだよ
ごろすけ…ゆるせません。

いまは、ただ、ごめいふくをおいのりするとともに、てんごくでたのしくすごしてくれることを、ただただねがうばかりのね。
ぼくちんたちにできることは、いまのきもちをわすれることなく、おやとしてのたちばとやくわりをじかくし、こどもにせっしてあげることぐらいしかないけど…。

こどものせいちょうのためにはって、あれこれいろいろいってるけど、なによりもまず、“親”が、きちんとした“一人前の大人”になることがだいじなんだとおもうのね。
いわれなくてもわかってるとおもうけど、じいじもわすれることのないようにね。


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