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一周忌 [じいじ]

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(2019年5月30日 出張先から戻る機内で、天に向かうペコの姿を探して)

皆さま、ご無沙汰いたしております。
じいじです。

今日はペコの一周忌。
節目にきちんとコメントを残そうと決意していたものの、何をかけばいいのかわからず、気持ちの全てを書ききることも難しいので、正直、戸惑っています。

ただ、この1年間、ペコのことを思い出さなかった日はなく、出勤時の駅の向かいのホーム、青空の中、いろんなところで、ふとした瞬間にペコを思い出します。
風呂上がりに外で一服していると、洋服を着たペコが「ジイジー!!」と飛んで来る姿は何度も浮かび上がりました。

ただ…、一度も夢に出て来てくれません。
どれだけ遺影にお願いしても。
まあ、私の思った通りに動く子ではなかったから、仕方がないですね(笑)。

そういえば、このコロナ禍により、出社制限が生じたため、時価を持て余す中、10年近く前に流行った、まだ見ていないアニメを思い出し、アマゾンプライムで見てみました。
主人公二人を自分とペコに見立て、何年か経った後、ひょいとペコが出て来てくれないかな、なんていう気持ちにもなりましたが、果たしてペコは出て来てくれるのでしょうか。
お転婆のマイペースちゃんだから、どうですかね。

あの日を振り返ると、ペコが亡くなった1年前の今日は、東京へ出張でした。
動き出した大きな仕事を、滞りなく進めるために、事務方として走り回ってました。
「行ってくるね」と、結果として最後の挨拶となった場面も、はっきり覚えています。

その仕事も、びっくりするほど、何事もなく成し遂げ、今日に至っている訳ですが、これもペコのおかげなんだろうな、自分の力ではこんなにすんなり行く訳ないし、と思っています。

こうやって、歳を重ねていけば、色々なお別れから避けられなくなりますが、でもお別れするためには出会いが必要で、お別れする悲しみから逃れるために出会いを避けるかというとそんなことはなく、もちろん出会えたことで素晴らしい時間を共有できた訳ですから、お別れは辛いけど、出会えたその偶然に、感謝しなければいけないんだと思います。
そう思うに至ったペコとの出会いの経緯は、自分の胸の中にしまっておきます。

未だ心の中は、ペコへの色々な思いが渦巻いており、その全てを文章にすることはできませんが、また会いたい、ペコに会いたい、というのが一番の思いです。

いずれ、私もペコのところへ行くのでしょうが、申し訳ないけど、こちらでやり残していることがあるんで、お邪魔するのはまだまだ先にさせてもらいますが、天国からゴロ助一家をずっと見守っていてください。

大好きだ、ペコ。


フレンチブルドッグひろば

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