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3305日ありがとう [じいじ]

今日、ペコが天国に旅立ちました。

昨夜から空咳のような呼吸をし、体調が悪そうでしたが、最後まで倒れた姿を見せることはありませんでした。
そして、今日、皆、外出しなければならず、午後に家内が帰宅したときには既に冷たくなっていました。
私に至っては、一報を得たのが出張中の東京。
為す術もありませんでした。

突然すぎて、今も信じられません。
今朝はご飯を食べてくれず、様子も心配でしたが、出張のため、十分にケアしてあげられず、今となっては後悔が残ります。

ペコを一人で旅立たせてしまったこと、早朝に家を出たため、ろくに挨拶もできないままお別れとなってしまったことを、最初は相当悔やみました、後悔しました。
でも、それは私が自分の気持ちを整理したいだけであり、ベコに対する言い訳を探しているだけではないか、と思うようになりました。

逆に、誰にも知られず、一人で旅だったのは、もしかしたら、ペコの最期のプライドだったのかもしれません。

一見おてんばで、常に全力愛情、全力愛嬌のペコ。
でも実はとてもレディーなペコ。
トイレをしている姿を決して見せず、私が寝るまで起きていて、私が起きると既に起きており、寝顔も見せない。
そして、これはうちに来てからずっと今まで続くペコのスタンス。
苦しむ姿をみせない、弱ってるところを見せない、それはそんな彼女のプライドだったのかもしれません。
もちろん本心では誰かそばにいて欲しい、助けてほしいと願ったところだと思いますが…。

ただ、不思議なことに、昨日までは出掛けるときに、「帰るまで元気にしててくれよ」と思っていたのが、今日、出掛け際にふと意図せず「ペコ、よく頑張ったよ。もう頑張らくてもいいよ。」と頭に浮かんだのは事実で…今となっては、虫の知らせだったのかもしれません。

それに、最初にペコの姿を見つけることとなった家内には申し訳ないものの、逆に出張中であったため、会社で心乱すこともなく、空港や機内での時間で、平静を少し取り戻し、前向きな気持ちにもなれた訳でして。
そう、ペコのように、誇り高き生きざまをしないと。
今の仕事を全力で乗り越えてやると。
…といいながらも、まだ、やはり、悲しさと寂しさはあるのも事実です。

(ここまでは、帰りの飛行機待ちの空港や機内で書きました)

帰宅後、ペコの姿を見て、ペコの最後のことを聞き、やはり、人間の勝手な思いでしょうが、一緒にいてあげたかったと思うのは事実であり、今も、ブログを書きながら、何を書いているのかよくわからなくなってきます。

ペコのおかげでゴロ助が生き延びているわけでもありますし、それだけではなく、今日まで一緒にいて楽しかった、出会えて幸せだった、自分の人生を彩ってくれた大事な大事な家族の一人であることは今更ながらですがペコに伝えたいと思います。

ペコの顔を見ると、悲しさが募ります。
気持ちの全ては書ききれませんが、心からありがとう、ペコ。

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(‎2015‎年‎9‎月‎21‎日‏‎ ただ1回だけのペコと二人のデートにて)


フレンチブルドッグひろば
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